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目覚めし風は空高く(TIGER&BUNNY)

目覚めし風は空高く(SKY HIGH)3

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主任はキースを建物の外に連れ出した。


控え室の窓から中を覗き込み、キースに好奇と恐怖の目を向けていた従業員達に、主任は怒鳴った。
「昼休みは終わりだ、持ち場へ戻れ!」
人々はすぐに散っていった。キースはまだおぼつかぬ足取りで、主任に促されるままに敷地の隅へと歩いていった。ペンキのはげた粗末なベンチがあった。
「そこに座れ」
キースは素直に従った。主任は水の瓶をキースに差し出した。キースは受け取った。瓶に口をつけると激しい乾きを覚え、あっという間に飲み干してしまった。主任は立ったままキースの様子を見ていた。
「落ち着いたか?」
キースは頷いた。


「お前、力に目覚めたばかりなのか?」
「・・力?」
「あの風だよ、あれはお前さんの力だろう。NEXT能力って奴だ」
「ネクスト・・ネクスト能力?」
主任はため息をついた。
「お前、何も知らないのか」
不意に目の前の主任の姿が消えた。キースの背後から声がした。
「これがそうさ」
キースが驚いて振り向くと、そこに主任が立っていた。主任の手には空の水の瓶が握られていた。キースは自分の手を見た。そこには何もなかった。
「俺の能力は瞬間移動って奴だ」
キースが顔を上げると、今度は主任は彼の目の前に立っていた。
「そんなに遠くへは行けないがな」
キースは目を見張った。
「これでも若い時はヒーローだったんだぜ。フラッシュウィナーって名前でな、すぐにやめちまったがな」
「ヒーロー・・」
「俺の能力の事は他言無用だ。どうしてかって?すぐに解るさ」


キースは解雇された。彼の能力は危険だと社長は言った。うなだれて社長室を出て行く彼を人々は遠巻きに見ていた。その中にダニーがいた。キースと目が合った途端、ダニーは汚らわしい物を見たように顔をしかめ、そっぽを向いた。キースは傷ついた。


「グッドマンさん、あんたNEXTなんだって?」
アパートの入り口で大家のおばさんに声をかけられた。解雇されてから数日後の事だった。たった数日であっても、キースは自分に向けられる悪意を敏感に感じ取っていた。彼女の目からも昔あった親しみは消えていた。キースが返事をためらっているうちに、彼女は早口で言った。
「あんたがいい人だってのは解ってるけど、アパートの住人にはNEXTと一緒に住みたくないって人もいてね」
「はあ」
「悪いけど、今月一杯で出て行ってくれないかね」
月末までは何日もなかった。けれども拒否が出来ない事は大家の態度から明らかだった。キースは重い足取りで、自分の部屋への階段を上って行った。


(To be continued,may be....SKY HIGH)


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