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目覚めし風は空高く(TIGER&BUNNY)

目覚めし風は空高く(SKY HIGH)1

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風が吹いている。


キース・グッドマンは目を覚ました。窓を閉め忘れたのだろうか。ふとキースは自分の手を見た。夜更けの闇の中で、彼の両手がほのかに青く光っている。
(何だ、これは)
キースは光る両手で顔を覆った。
(これは夢だ、夢に違いない)


翌朝、彼が目にした室内の光景は、あれが夢ではなかったと告げていた。


泥棒が物色したかの如くに、あらゆる物が床に散乱していた。テーブルから落下したグラスの破片を踏まないように気をつけながら、キースは洗面所へと向かった。勢い良く顔を洗い、キースは鏡を見た。鏡の中には見慣れた自分の顔があった。波打つ金髪、太い眉、青い目。いつもと違うのは、顔色がやや優れぬ事だけであった。キースは自分の手を見た。いつもの自分の手だった。青い光はそこにはなかった。
(何が起きた、一体何が起きたのだ)
今はあまり考え込む余裕はなかった。出勤時間が迫っていた。


キースは小さな工場に配送係として勤めていた。真面目で良く働くキースは、職場でも客先でも評判が良かった。青い作業服の袖からのぞく腕も太く頼もしげに見えた。昨夜の出来事は忘れたかのように、キースはいつもと変わらぬ勤勉さで、ずらりと並んだトラックに黙々と荷物を運び入れていた。


「何、もたもたしてんだよ!」
トラックの荷台にいる同僚に荷物を渡した時、背後から罵声が聞こえた。振り向くと主任が立っていた。初老の小柄な男だった。いつも不機嫌な顔をして、禿げ上がった額に青筋を立てていた。
「すみません」
もたもたした覚えはなかったが、キースは頭を下げた。主任は鼻を鳴らすと行ってしまった。荷台にいた同僚がささやいた。
「気にするな、新人いびりが趣味なんだよ」
「はあ」
キースは曖昧にうなずいた。二年先輩の同僚は荷台に荷物を固定しながら言った。
「お前は上の受けもいいからな。万年主任としては面白くないわけだ」


真面目に働いて妬まれるとは、世の中とはそんなものなのだろうか。釈然としない思いのまま、キースは次の荷物を取りに建物の中へと戻っていった。



(To be continued,may be....SKY HIGH)



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