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FINAL FANTASY

失われた微笑(CCFFVII・ルーファウス&ラザード)3

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ラザードは窓の外を見たまま、すぐには答えなかった。緑の繁る間に咲く真紅の薄い花びらが、荒野からの風に吹かれ、震えていた。自分とホランダーが通じている証拠を、すでにルーファウスは掴んでいる。


ルーファウスは詰問はしなかった。むしろ穏やかにラザードに語りかけた。
「返答次第では、キミの処分を考えねばならない」
神羅に置いては「処分=死」である。ラザードは死を覚悟した。


ラザードもまた静かに答えた。
「覚悟は、出来ております」
「誇り高いな」


ラザードは、不意に背後からルーファウスに抱きしめられた。驚いたが抵抗はしなかった。ベルモットと皮の匂いの混じった甘い香りがした。ラザードは耳元に熱い息を感じた。ささやきが聞えた。


「それでこそ、私の弟だ」


ラザードは息を呑んだ。やはり知られていたのだ、自分の素性を。ラザードは真紅の花を見詰めたまま言った。
「誇りなど、ありません」
ルーファウスは、ふっと笑った。
「何を言う」


必要なら冷酷にも非情にもなれる。それが彼、タークスを敬服させ、次期神羅の総帥となるべき男ルーファウス。たとえ異母弟であっても、自分は神羅に仇なす者、この男が情などかけるわけはない。


抱き締められたまま、ラザードは目を閉じた。
それは、死神の抱擁だった。



CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-



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