更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

2012 12123456789101112131415161718192021222324252627282930312013 02

【  2013年01月  】 

スポンサーサイト

スポンサー広告

--.--.-- (--)

 全文を読む

魔界都市日記 十二

魔界都市シリーズ

2013.01.30 (Wed)

 ◯月◯日吸血鬼の青年が、いきなりがっくりと膝を着いた。「夜香さん」 私は急いで助け起こそうとした。ここはまだ危険-真の安全など存在しない魔界都市の中においても、「危険地帯」と呼ばれる場所なのだ。ほんの数秒の気のゆるみが、死を招く。 彼の胸のあたりがみるみる赤く染まってゆく。先程の少女との戦いの傷が、思ったよりも深かったのであろうか。「これしきの事で、情けない」 顔を上げた青年と目があった。汚れた欲望を...全文を読む

魔界都市日記 十一

魔界都市シリーズ

2013.01.24 (Thu)

 ◯月◯日硬い物音がした。ばらばらと何かが壁に当たる音がした。少女は私のそばから飛びすさった。 体が軽くなった。回復した視界の中で、少女はふわりと宙に跳んだ。少女は叫んだ。 「何故だ、同じ呪われた命を持ちながら」 身じろぎした私の手に何かが触れた。鉄のくさび、先程の音の正体はこれだったのだ。 少女の背後に黒い影があった。その黒い三つ揃いの背中には黒い大きな羽根が広げられていた。 戸山住宅の長老の孫であった...全文を読む

魔界都市日記 十

魔界都市シリーズ

2013.01.08 (Tue)

 ◯月◯日空が赤いと泣いてしまうの・・・少女はそういうと、白い着物のたもとで、そっと目頭を拭った。魔界都市の空にも夕暮れはやって来ていた。赤く染まる西の空を少女は見ていた。黒髪が夜の気配を含み始めた風になびいていた。空が赤いと泣いてしまうの・・・ か細い声は銀の鈴の音を思わせた。その声は、こうして崩れかけた壁に半身を持せかけた私の所までも届くほどによく通った。声が大きいのではなく通るのだ。少女は何時現...全文を読む

魔界都市日記 九

魔界都市シリーズ

2013.01.02 (Wed)

 ◯月◯日「君を迎えに来たんだよ」 美しきマン・サーチャーは言った。助けを求める様に傍らの師を見ると、師は黙したままマン・サーチャーを見据えており、私の方を見ようともしなかった。私を探している?誰が?私には身寄りもなく、区外にはそのような知り合いがいる覚えはなかった。私は目の前の青年に問いかけた。「どうして?」 彼は微笑したのみであった。師が鋭く彼を見た。 「誰に頼まれた」 「藪医者」 のどかな答えに、師...全文を読む

前月     2013年01月       翌月

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。